優れた判断力を身につけたい方へ|『自分のアタマで考えよう』レビュー
こんにちは、サラリーマン社長です。
さて、今日もちきりんさんの書籍レビューです。
回し者ではないですが、一時期はまってましたw
今回は『自分のアタマで考えよう』(ちきりん著)です。
結論
オススメです。
『自分の時間を取り戻そう』の方が個人的には好きでしたが、こちらも読みやすく書かれてあってスラスラ読めました。
物事を抽象化する技術は非常に重要なスキルで、下手すればこれを身に着けずに人生を終える方も多いと思います。
評価者が残念な場合、この抽象化する技術が身についていない評価者が生まれ、そして過ちが繰り返されるという・・・。
自分で考えるために、そして、判断するためにどのような切り口で物事を考えればよいのか、について、事例を用いて書かれています。
気になったところ
「判断基準が多い」と決められない
選択肢が多いのではなく、判断基準が多いから決められないんだ、ということです。
判断基準に優先順位を付けることを推奨されています。
たしかにね。自然とやっている場合とやれてない場合がありますよね。
ブレストしていて収集がつかなくなった時には、改めて振り返ってみると良いかもしれません。
婚活女子の2つの判断基準
経済力と相性のマトリクスが紹介されてます。
経済力が高く、相性が合う場合は即ゲットだそうです。
その中でも、経済力は寄り添っても解決しないが、相性は寄り添えば解決する可能性があるとか・・・。
だから、経済力よりは相性の方が、優先順位を下げているらしい。。
どっちでもいいけど、うちは満たせているのだろうか・・・と思ってしまいました。
採用担当のジレンマも一挙解決!
大事な条件を絞りましょう、ということです。
独断と偏見でとの枕詞つきですが、日本の大組織で成功するのは「我慢する力」と「空気を読む力」だそうです。
うーん、マズイ。ないかもw
このカテゴリわけで面白い切り方をしてましたね。
①空気を読む力◯/我慢する力◯ = 大企業・公務員組織で成功する人
②空気を読む力×/我慢する力◯ = ワーキングプア ←w
③空気を読む力◯/我慢する力× = 起業家、フリーランス、自由人 ←あw
④空気を読む力×/我慢する力× = ニート ←ww
まんざらでもない。③かなw
判断基準を絞ることで、本質が浮かび上がる
どこの組織でも、あの上司はこう言い、この上司はこう言い、うちの先輩はこう言い、部下はこう言う。
というように、些末なことであふれて、結局何も決まらない、本質が見えない、ということありますよね。
そのことだと理解してます。
そして、判断基準の絞り方こそが、正直”優秀さ”を表すと思いますね。
ということで。
ちきりんさん面白い本をたくさん書かれてます。
社会派ブロガーですからね。
社会派ってなんなんだろう、おもしろいですね。
それではまた。