【考察】太陽光の高い利回りを考える|純資産ベースでは不動産との差が一目瞭然
こんにちは、サラリーマン社長です。
さて、今回は『高利回り太陽光発電投資』についてです。
最近は下火になってきたような印象がある太陽光投資。
結論としては、融資を活用した投資を初めていない方、初めて間もない方には、太陽光発電投資はオススメはしません。
見聞録進めていきます。
純資産ベースでは不動産の方が断然良い
投資たるもの、投資した企業やモノが人類社会の役に立ち、社会・経済の発展を促すきっかけとするモノです。
そう考えているのは投資家の中でも僕だけでしょうか。
ウソです。
まだこの域には到達できてません。笑
とにかく金を稼げれば良いワケであります。
安く買って高く売りたいワケです。
正直に生きたい爆
太陽光やら不動産は買ってから売るまでの期間が長いし、インカムゲインも入ってくるし、税金もやたらかかるので、この辺がよく分からなくなりがちです。
分かりやすくできないかな〜と考えているうちに、この考え方をしてみようと思いました。
そうだ、純資産ベースで考えよう。
ということで、シンプルにまとめられるように試みました。
純資産ベースで考えてみた
純資産ベースというのはどういうことかというと、要するに
『今売ったらどれくらいの金になんのよ?』
という目線で考えてみたということです。
不動産も太陽光も売れますよね。
モノは大概売れます。
メルカリも大盛り上がり。※利益は出てないけどw
そういうことです。
計算式はこれ
純資産ベース=今売れる金額(-売ったら返さないといけない金額)
預貯金と同じように考えると言っても良いでしょう(純資産ベース=預貯金)。
例えば、先日買った太陽光発電、今売ったら1500万円で売れるとします。残債が2000万円だったら、今の純資産ベースの金額は-500万円。
昔買った不動産、今売ったら1.2億円で売れるとします。残債が9000万円だったら、今の純資産ベースの金額は3000万円。
こんな具合に資産価値のよく分からない投資対象を強引に現金化して考えてみたワケです。
そうすると、あら不思議。
不動産と太陽光の違いが見えてきます。
売値が手堅い不動産と、明らかに先が暗い太陽光…
不動産も太陽光も基本的には長期投資が前提です。
となると、先々どうなるのか?を明確にしておきたいですよね。
ということで法定耐用年数を過ぎたあたりの純資産ベース金額を考えてみました。
不動産(RC)が法定耐用年数を過ぎた場合
この場合、古びた建物と土地が残ります。
土地はそれまで人が住んでいたのですから、それなりの土地なので、少なくともその土地値では売却できるでしょう。
古びた家に入居者さまがいた場合、その土地の利回りで割りなおせば売り値も付きます。
不動産は、人が住む場所としての確固たる価値があるので、先々も売り値がつく確率が極めて高いですね。
太陽光が法定耐用年数を過ぎた場合
さて、問題の太陽光。不動産のようには行きませんよ。
そもそも土地は利回りを上げるために格安の土地を活用してます。山奥の価値なしの土地であることが多いですよね。
加えて、太陽光の収益は国の固定買取制度(期限付き)がバックボーンになっています。
つまり、固定買取期間が終われば価値を生み出さない=利回りで割り直しても売り値がつきません。
市場では、買取期間を終えても単価4円で買いますと言っている業者もいるようですが、収益は今の約1/5。
管理をしている会社も事業を続けているかどうかわかりませんし、もし続けていなければ自分で管理する?
あり得ないですよね。
要するに、たいして市場価値はないけど、20年間は国がお金あげるね。だって自然エネルギー拡げたいんだもん。
というモノが太陽光です。
そこに事業機会を見出した太陽光業者が利回り10%を超える高利回りでキャッシュフローが出るように組み立てて、販売しているのが現実です。
買取価格が下落の一途を辿ったことで、2018年あたりをピークに倒産ラッシュをむかえたようです。
今はまともな業者比率が上がっているはずで、その業者のほとんどは他事業でも収益を上げられるよう動きをとっていると思います。
手元に残るのはキャッシュフローのみ
ということで、かけたコストは将来ほぼ無価値になるのですから、今得られる浮いたお金=キャッシュフローが太陽光発電投資の恩恵そのものです。それ以外にはありません。
不動産は最低土地値がつくのですけどね。
まとめ
- 時間が過ぎても土地値の価値が残り、入居者がいれば投資対象となる不動産。
- 時間が過ぎたら無価値になる太陽光。すなわちキャッシュフローのみが唯一の価値。
この差が両者の差です。
では、僕が太陽光に手を出したのか…どこかでまとめる機会があれば。
それではまた。